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皆さん初めまして。あんでぃと申します。
このブログではポケモン対戦(主にシングル)のことを書きます。
【過去の記録】
7世代
シングルレート
S13最高/最終2007 鉄頭暗夜ステルスビート キノコEDITION
S14最高2015/最終1902 BLAZING SOUL-BURNER!! ~ジャラグロスシャンデラ完結編~
公式大会
ウルトラファイナル最高/最終1811 対面最強イベルレックネクロ
8世代
シングルランクバトル
【剣盾S8シングル最高93位最終109位/レート2104】ギャラキッスと強欲なポリ2
【SVシングルS8 最終351位/最高2029最終2008】神塩月竜スタン
みなさんこんにちは。
久しぶりの更新です。
まずはシーズン8お疲れ様でした。
僕は最終351位、レートで言うと最高2029最終2008という結果でした。
個人的にはSV環境は苦手意識が強くなかなか納得のいく結果が出せていなかったので、レート2000という1つのラインをようやく越えられたのは嬉しかったです。
使用構築の概要はこちら。
では早速以下で解説していきたいと思います。
構築経緯
序〜中盤にランクバトルに潜っていたところ相手のガチグマがガチすぎて勝てなかったため、一旦自分で使ってみることにしました。
型はごく普通の陽気ASの草分け持ち@火炎玉で採用したのですが、
- ハバタクカミ/パオジアン/テツノツツミのSラインを抜くには草分け2回以上が要求されるが、実際にはそんな余裕がある対面は少ないため、雑に投げると上から縛られるだけのポケモンになってしまう。
- 素の耐久は高いのに、火傷のスリップにゴツメなども合わせると意外と硬くない。
という2点が弱みであると感じました。
トリックルームなどを絡めてサポートすることも考えましたが、他に単体性能が高い型は無いか考えた結果ADベースのチョッキ型を思いつき、これを構築のスタートとしました。
次にガチグマの苦手なウーラオスに後投げ出来て、物理全般に削りを入れられるゴツメ枠として自然に採用できるポケモンが居ないか探したところカイリューが候補に上がってきたため2匹目に採用しました。
続いてこの2匹だと相手のパオジアンが重いため、パオジアンと打ち合えるアタッカーかつ単純なスペックが高いことを評価してウーラオスを3匹目に採用しました。
4匹目には前述の理由から高速ポケモン(ハバタクカミ/パオジアン/テツノツツミ)の中から1匹を採用したいと考え、その中でもメインウェポンが命中安定であること、カイリューの神速が無効であることを評価してハバタクカミを選択しました。
この4匹をベースに色々と試していたところ、受け構築への崩し要素が不足していると感じたため、受け構築に強く並びで見た時の相性も良いサーフゴーを崩し枠として採用しました。
最後の1枠は悩みましたが、求める要素が
- ここまでの5匹と相性補完がある
- 最低限の引き先になれる
- 環境に対して強い要素がある
の3点であったため、これらを満たす尚且つ使い慣れていることを鑑みてキョジオーンを採用し、構築が完成しました。
コンセプト
- 幅広い相手に対応できる構築
- 下振れを出来るだけ避ける
単体解説
(妖)ハバタクカミ@こだわりスカーフ こだいかっせい
ムーンフォース/シャドーボール/10万ボルト/サイコショック
控えめ 68-*-204-116-4-116
HB 陽気水ウーラオスの水流連打を確定耐え
C 11n
D 4振り
S 最速スカーフガブリアス抜き
高速高火力アタッカーとして唯一無二の性能を誇るポケモン。
技構成については滅びの歌やパワージェム、マジカルフレイムなどなど使った技はいくつかありますが、ここでは最終日使っていた構成を記載しています。
が、ほぼムンフォとシャドボしか打ってないです
持ち物は環境的にはブーストエナジーが主流でしたが、今回はスカーフで採用しています。
スカーフのメリットはC>Sでも1.5倍速になれる点であり、これは明確な差別化点です。
また、個人的に使いやすく感じている点でもあります。
後発性能が高く、多くの試合で裏から投げて通すプランを立てて選出していました。
(鋼)連撃ウーラオス@パンチグローブ ふかしのこぶし
水流連打/ドレインパンチ/雷パンチ/ビルドアップ
陽気 0-252-0-*-4-252
最終日は剣舞一撃ウーラオスとコロコロ変えながら潜っていましたが、最終的に使っていたこちらを記載。
構築経緯ではパオジアンに強いことを採用理由の一つとして挙げていましたが、パオジアンに対してはどちらかというとキョジオーンを投げることの方が多く、結果的には受け寄りサイクルに後述のサーフゴーと合わせて投げ、崩す役割を担っていました。
(余談)
この個体は知人から譲ってもらった個体で、化身ラブトロスのメロメロボディ意識で♀を採用しています。
当初はスカーフを使っていたため意味があったのですが、最終的にグローブを持たせたため接触機会が無くなり♀にした意味もなくなってしまいました・・・
神速/地震/電磁波/羽休め
意地 196-244-4*36-28
H 16n-1
A 出来るだけ高く
B 4振り
D 臆病ハバタクカミの妖テラス眼鏡ムンフォをマルスケ込み確定耐え(控えめだと9/16耐え)
S 麻痺込みで最速テツノツツミ抜き
SV最強ポケモン。
今回はHAゴツメ電磁波という少し珍しい型で採用しています。
ゴツメが発動するとHBベースを想定されることも多く、そこに予想外の火力+神速で削り切れる(具体的には無振りウーラオスがゴツメ×2+地震+神速で大体落ちる、無振りガチグマがゴツメ×2+火傷ダメ×2+地震+神速で大体落ちるetc)こともあった反面、鉢巻持ちなどの高火力を受け切れる訳では無いので後投げが効かないこともあり一長一短だと感じました。
また電磁波は主に後続のサポートとして使いましたが、特にガチグマが中速ラインを抜けるようになるため並びとしての対応範囲が広がる良い技でした。
敢えて欠点を挙げるとするならばこの構築唯一の命中不安であることぐらいです。
(鋼)サーフゴー@おんみつマント おうごんのからだ
ゴールドラッシュ/サイコショック/悪巧み/自己再生
控えめ 228-*-0-252-0-28
H あまり(16n-1)
C 特化
S 無振り85族+3
受け構築メタです。
「ピンポイントな技構成になっても良い」という前提であれば受けを崩すことはサーフゴー以外にも色々なポケモンで実現可能ですが、その中でサーフゴーを選んだのは「見た目がサーフゴーである」という強みがあると考えたからです。
補助技を受けないという特性を持つ以上、そういった搦め手をメインで戦うポケモンに対しては選出画面の時点で大きな圧力をかけることが出来ます。
もちろん単なる見せポケではなく、役割対象に投げればしっかり崩せる性能を持っているので、主にハピドヒドなどの受けループ〜チオンジェン絡みの低速寄りのサイクル相手に活躍してくれました。
カイリューと並んだ時の相性も良く、構築の1ピースとしてしっかりハマったと思います。
(毒)キョジオーン@たべのこし きよめのしお
塩漬け/ヘビーボンバー/まもる/自己再生
腕白 252-0-164-*-92-0
H ぶっぱ
B 意地パオジアンの聖なる剣を残飯込みで2連最高乱数以外耐え
D 控えめハバタクカミの妖テラス眼鏡ムーンフォースを13/16耐え
一言で言うと神。
当初は補完枠として採用したものの、対策していない相手を完封できる異次元の性能があり、選出画面ではまずこのポケモンを選出して良いか?というところから選出を組み立てていました。
何なら多少対策されていても技選択次第で対策を飛び越えることも出来てしまいます。
今回は構築単位でハバタクカミがやや重いこともありヘビーボンバーを採用。
初手に出てくる妖テラス眼鏡ムンフォを耐えてヘビーボンバーで返してeasy win、という展開も多くあったのでこの採用は正解だったと思います。
レギュBの頃からキョジオーンを使い続けていたのもあって、練度が高まってきていたのも今回の結果に繋がったと思います。
(炎)ガチグマ@とつげきチョッキ こんじょう
地震/ヘビーボンバー/冷凍パンチ/炎のパンチ
意地 0-252-0-*-220-36
A 特化
D 特化ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを2耐え
S 麻痺込みで準速ウーラオス抜き
今回の構築のスタートです。
H130-B105という持ち前の物理耐久とD振りチョッキのおかげで対面性能がとてつもなく、初手に投げて1.5〜2匹持っていき一瞬で勝ち、みたいな試合がザラにありました。
技構成はノーマル技が打ちたい場面が少なかったためノーマル技を不採用とし、一致打点で耐久を下げない地震+範囲をとった3ウェポンとしています。
この構成で困った場面はほとんどありませんでした。
特性はテラスタルを切った後もシャドーボールに耐性を持てる防弾も候補でしたが、発動場面が限定的すぎるため状態異常を受ける方が多いと判断し根性で採用しました。
毒菱展開に対して敢えて毒菱を踏んで火力を上げる、みたいな場面もあったのでこれでよかったと思います。
テラスタルはサーフゴーのゴールドラッシュとハバタクカミのムーンフォースに耐性をつけ、炎のパンチの打点増強にもなる炎を選択しました。
(一応パオジアンの氷柱にも耐性がつくが積極的にやりたい立ち回りではない)
このポケモンは9世代で活躍するポケモンの条件の1つである「そもそもの種族値の高さ」を持っているため、もっと型の開拓が進みそうなポケモンだと感じました。
基本選出
- キョジオーン/カイリュー/ハバタクカミ
- 一番スタンダードな選出。キョジカイリューで荒らしてカミでスイープを目指します。
- ガチグマ/カイリュー/ハバタクカミ
- キョジオーンが投げにくい時の選出。ガチグマを対面的に動かしながらカイリューカミで詰めを狙います。
- サーフゴー/ウーラオス@1(概ねカミ以外)
- 受け、低速サイクルへの選出です。カミは受け構築への性能が高くないので基本お休み。(滅びがある時は例外)
大体はこの3つのうちいずれかで、時々相手の構築に応じてカイリュー/サーフゴー/ハバタクカミ、キョジオーン/ガチグマ/ハバタクカミ、キョジオーン/ウーラオス/ハバタクカミなどを投げることもありました。
総括
今回はSV初のレート2000ということで、9世代の目標としていたレート2100と最終2桁にはまだ程遠いものの、1つの区切りとして納得のいく結果だったんじゃ無いかなと思います。
S9は最終日潜れないことが確定しているためまったりプレイの予定ですが、S10以降はまた最終2100と2桁順位を目標に頑張っていきたいと思います。
何かあればコメント または X(Twitter)@aPnKdMyN までどうぞ。
今回はここまでです。
それでは〜。
【剣盾シングルS26 最終101位/レート2006】破壊イベルドサイシャンデラ
こんにちは。
2022年初更新ということで、本年もよろしくお願いいたします。
さて、今回はS26で使用した構築について紹介していきます。
S27以降はルールが変わって禁止伝説2体までになりますが、単体の型や考え方は活きると思うので(記録の意味も込めて)書きたいと思います。
まず結果は最高66位、最終101位でレート2006でした。
竜王戦ルール6か月目にして最も良い成績を残せたのが良かったです。
最終2桁に残れなかったのは残念ですが、それでも順位的には自己最高順位なのでその点では満足しています。
そして使用していた構築がこちら。
コンセプトは
の2点になります。
では以下で構築経緯と単体紹介をしていきたいと思います。
構築経緯
シャンデラを使いたいと思った時に、炎技と草技を両立できることからザシアン+ヌオーのような並びに強く出られるのが竜王戦ルールでの強みだと感じていたので、これを活かすような並びを考えていました。
そこでザシアンに弱い禁止伝説+シャンデラをまず考えたのですが、シャンデラはザシアンに強いとは言ってもヌオーのように回復技もなく耐久も高いわけではないので、後出しから行動できるとしても1回が限界です。
つまり相手に何度もザシアンを投げられてしまっては受け出しが効かなくなりサイクル負けしてしまいます。
なのでこちらの禁止伝説枠は「ザシアンに弱いが、ザシアンの後出しは許さない」というのが条件になってきます。
考察の結果、シャンデラとの相性補完や一般ポケモンへの圧倒的制圧力を評価してイベルタルを禁止伝説枠に据えることにしました。
(実際にはザシアン軸にはほとんど出していませんが、選出が割れるまでは常に意識されるポケモンなので選出画面にいることに意味があります)
次に、この2体だとザシアン軸に多く採用されているサンダーに弱いので、サンダーに強くザシアンにも抗える(=サンダー+ザシアンに投げられる)ポケモンとしてドサイドンを採用しました。
通常はドサイドンが削られてしまうとザシアンの巨獣斬を耐えなくなるのですが、これにシャンデラのトリックルームを合わせることで縛り関係を逆転させることができます。
ちなみに鋼とフェアリーを半減以下にしつつ炎+草+トリックルームを使える一般最終進化ポケモンはシャンデラのみなので、唯一無二の性能と言えます。
そして4匹目にはザシアンを下からだけでなく上からも縛りたいという思いから、スカーフメタモンを採用しました。
他のスカーフ枠でなくメタモンなのは、単純に上から縛れることが多いという点と、ザシアン側がザシアンを選出する際にはメタモン意識でヌオーやナマコブシといったポケモンもセットで選出する必要がある・・・というような選出圧力の高さを評価したからです。
特にザシアン+ザシアン受け@1の選出をする場合、ザシアンはダイマできないし受けポケモンにダイマ切るのも強くないので、@1はダイマエース(特に珠サンダー)という選出になりがちです。
そこにシャンデラ+ドサイドン+メタモンと出すことで有利に戦うことができる、というわけです。
そしてここまでの4匹では水の一貫性があるため、残り2匹は水の一貫を切れるポケモンが必要だと感じました。
そこでまず水タイプで圧倒的な火力を持つカイオーガと、イベルタルが苦手なゼルネアスに後出しが効くポケモンとしてHDナットレイを採用しました。
最後にウオノラゴンやウーラオス、ミミッキュといった広い範囲を誤魔化せるポケモンとしてHBドヒドイデを採用し、PT完成となりました。
それでは以下で単体解説をしていきたいと思います。
単体解説
シャンデラ@オボンのみ すりぬけ
控えめ 188-*-236-84-0-0
H 16n-1
B 陽気A252ザシアンの+1巨獣斬を2耐え
意地A252ザシアンの+1巨獣斬 + 砂ダメ + +1ワイルドボルトまでオボン込みで確定耐え
C できるだけ高く
この構築のスタートです。
調整意図はドサイドンがサンダーに対してダイロックを打った後、出てくるザシアンに対してシャンデラ投げが成立するようにHBに振っています。
技構成についてですが、まず採用理由から炎技/エナボ/トリル@1は確定で、大文字だと火力に振っていない都合上H振りザシアンが低乱数になってしまうので炎技はオバヒ1択です。
@1は一般的なシャンデラだとシャドボになりますが、今回は打ちたい相手がいないので不採用とし、代わりに呪いを採用しました。
オバヒを打った後の起点回避や、呪いで切って後続にトリルターンを残す動きが強かったです。
前述の通りザシアン入りに投げる他、ゼルネアスや日ネクに対しても投げることが多かったです。
イベルタル@いのちのたま
悪の波動/デスウイング/気合玉/不意打ち
控えめ 0-4-0-252-0-252
破壊神その1。
禁止伝説枠は出来るだけ選出したいので、ザシアンとゼルネアス以外には確定で選出します。
また、バンギラスを見ても選出できるよう気合玉を採用しています。
当初は不意打ちの枠に熱風を採用していましたが、ザシアン以外に打つ機会が少ない上にそのザシアンに出さないため採用理由がないと判断し不意打ちに変更しました。
不意打ちは最後の削りとしてももちろん優秀ですが、特殊メインなのがバレた後に警戒されにくかったり、特殊ダイナックルでのA上昇を活かせるというメリットもあります。
具体的な例でいうと、C補正あり252振り珠ダイナックル+A下降補正4振り珠ダイアーク(不意打ち媒体)で図太いHB252D4輝石ラッキーをぴったり倒すことができます。
これにより一般枠のイベルタル受けにある程度抗っていけるため、選出機会が増えたこと思います。
ドサイドン@こだわり鉢巻 ハードロック
地震/ロックブラスト/冷凍パンチ/炎のパンチ
意地っ張り 220-84-20-*-180-4
HB 陽気A252ザシアンの+1巨獣斬を確定耐え
HD 臆病サンダーの珠ジェットを2連最高乱数以外耐え
破壊神その2。
主にサンダーとの有利対面を作って攻撃すると後出しポケモンが受かりません。
(鉢巻地震でHBヌオー確2など)
冷凍パンチも強く、4倍組と打ち合う時に非常に重宝しました。
前述の通りシャンデラと合わせることでトリルエースになれるので、HPが減っていても残せるときは残すよう心掛けていました。
ドヒドイデ@くろいヘドロ さいせいりょく
熱湯/トーチカ/黒い霧/自己再生
図太い 252-*-252-0-4-0
陰キャその1。
このポケモン1匹で全てを受けられるわけではないですが、特性も相まって広い範囲を誤魔化せるという点において非常に強力だと感じました。
明確な崩しに対しては弱い面もありますが、それ以上に対応範囲の広さに助けられる場面が多かったです。
技構成については、今回は再生技持ちがドヒドイデだけになるため毒+再生で削り切るのはやや難しく、それよりも黒い霧による積みへの耐性の方が重要だと考えたためこのような構成になっています。
元々あまり好きなポケモンではなかったのですが、使っていくうちに強さが分かり愛着がわいてきてしまいました。
ナットレイ@たべのこし てつのトゲ
ジャイロボール/パワーウィップ/宿り木の種/守る
生意気 252-0-4-*252-0(S個体値0)
陰キャその2。
基本的には残飯+宿り木で戦っていくポケモンではありますが、カイオーガがダイマを切ってきたらこちらもダイマを切るし、ゼルネアスにシャンデラのトリルから殴っていくこともあります。
火力には割いていませんが、技の威力のおかげで殴る性能がある程度確保できるのはこのポケモンの魅力だと思いました。
実は5世代から時々使っていて好きなポケモンなので、こうして結果を出せて嬉しかったです。
へんしん
生意気 252-*-*-*-252-0(S個体値0)
最強のスカーフ枠。
前述の通り、このポケモンの存在でザシアン軸の選出をかなり絞りやすくなります。
もちろん実際のところシャンデラ+ドサイドンで暴れたあとのスイーパーになるので、ただの選出圧力ではありません。
調整は諸説ありますが、この個体がボックスにいたのでそのまま使っていました。
特に困ることもなかったですが得したこともなかったです。
基本選出
vsザシアン
vsカイオーガ
イベルタル ナットレイ ドサイドンorメタモンorドヒドイデ(相手のPTを見て)
vsイベルタル
vs日ネク
vsゼルネアス
vs黒バド
vsムゲンダイナ
vsホウオウ
vsディアルガ
vsジガルデ
総括
このルールは個人的に苦手意識を感じていたので、これだけ勝てたことに自分でも驚きました。
しかも最終順位は剣盾での自己ベストということで、苦手だと思っていてもやり続けるのは大事だと思いました。
唯一惜しむらくは8世代の目標にしていた最終2桁にわずかに届かなかったことですね。
あとレートが1あれば・・・とは思いますが、実はこのレートに達する数時間前に70位(199x)ぐらいから潜っていた時に、ザシアン軸に対して序盤有利な展開を取れていたのにも関わらず慎重になりすぎて弱気な択を押し続けた結果逆転負け、という試合がありました。
あの試合に勝てていれば時間的にもっと上に行けるチャンスはあったと思いますし、何より自分が弱かっただけの話なので、もっと強くなって目標達成できるようになりたいです。
というわけで今回はここまでです。
読んでくださりありがとうございました。
何かあればTwitter(@aPnKdMyN)まで。
それでは~
【剣盾シングルS23 最高287位/最終544位】二律背反ダイナバンギムドー
皆さんこんにちは。
今回はS23で使用した構築を紹介したいと思います。
シリーズ10は
・禁止伝説1体まで使用可能
・ダイマックス無し
というルールで、個人的にダイマックスは無い方が好きなのでなかなか楽しく戦うことができました。
最終日は最高287位(レート1930or1)でした。
最終は544位(レート1903)で終了となりました。
使用構築の概要はこちらです。
では以下で詳細な解説をしていきたいと思います。
・構築経緯
まず環境トップのザシアン構築に出す襷枠としてシャンデラを構築のスタートとしました。
続いてシャンデラが苦手な一般枠の1匹として挙げられるウーラオスに強く、受け/攻め/素早さの全てが高水準なムゲンダイナを禁伝枠としました。
ムゲンダイナの相方として環境ではテッカグヤが流行していましたが、今回は積み展開への耐性と特性による行動保証を評価してエアームドを採用しました。
ここまではS22の序盤に決定しており、2ヶ月間@3を探し続けていました。
構築の方針としては
・サイクルを回して受け切る(もしくは詰ませる)
・こちらの受け駒に対して崩しにくるポケモンに対して、攻め駒で殴り勝つ
の2点で考えていたので、どちらかを実現できるポケモンを候補として考察を進めました。
まずダイナムドーで明らかに受からないガラルヒヒダルマ・マグスト挑発持ちヒードランに対する受け駒として水タイプが良いと感じたので、耐久が優秀かつ積み展開への対抗手段を持つミロカロスを採用しました。
続いてダイナムドーで受からない黒バドに強めで、受け構築の天敵であるゴチルゼルにも強い攻め駒として鉢巻バンギラスを採用しました。
最後に崩された時の切り返し要員(攻め駒)でスカーフ枠が欲しいと考えたので、一番強いスカーフ枠であるメタモンを採用して完成となりました。
・単体解説
控えめ 0-*-0-252-4-252
いつもの襷シャンデラです。
恐らく8世代で一番使っている型で、シリーズ10ルールではザシアン構築に通りが良い(特にトリトドン/ヌオー/ラグラージ入りや、ゴチルゼル入り)ことが多く、積極的に出していけるのが強かったです。
技構成についてですが、火炎放射では無振りザシアンすら乱数なのと、居座って打ち分けたい都合上オーバーヒートには出来ないので炎技は大文字一択でした(大文字ならH振りザシアンまで確定)。挑発に関してはほとんど打たなかったので、検討の余地はあったかと思います。
基本的に目の前に通る技を押していきますが、襷が潰されると半減技に強引にザシアンを投げてくることが何度もあったので、状況によっては強気に大文字を押すこともありました。
ムゲンダイナ@くろいヘドロ
臆病 204-*4-148-12-140
H 16n+1
B 陽気ウーラオスの暗黒強打ヘドロ込み2耐え
D B<D、臆病カイオーガの潮吹きほぼ2耐え
S 準速ムゲンダイナ+2
あまりC
単体で受けと攻めを両立できる神ポケモン。
努力値も最低限の受け性能を維持しつつCSにも振ることで攻め性能も確保できるような調整になっています。
特にS振りはダイナミラーで活きることが多く、ダイマックス砲を打ち合う場面で先に動くとそのまま勝ちに直結したりもするので、このS振りは正解だったと思います。
バンギラス@こだわり鉢巻 すなおこし
噛み砕く/岩雪崩/地震/馬鹿力
意地 252-252-0-*-0-4
主に黒バドへの繰り出しと、受け構築への崩しとなるポケモンです。
回復手段も無くガッツリ耐久に割いているわけでもないので黒バドへの繰り出し回数は限られていますが、最低限砂ダメでタスキさえケアできれば後述のメタモンで切り返す選択肢が生まれるのが強かったので、この枠はバンギラスしかなかったと思います。
ミロカロス@たべのこし かちき
熱湯/身代わり/黒い霧/自己再生
図太い 244-*-164-0-0-100
S 準速61族抜き
B 11n
陽気A252剣王ザシアンの+1ワイルドボルト最高乱数以外耐え
H あまり出来るだけ高く
主にヒードラン/ガラルヒヒダルマ受けと、低速ポケモンへの詰ませを担うポケモンです。
努力値についてですが、準速61族抜きまでSを伸ばすことで宿り木テッカグヤに対して上から身代わりを張ることを意識しています。
また当初はHぶっぱ余りBとしていましたが、HからBに努力値を8回すとB実数値11nになり、上記のザシアンのワイボの乱数も1つ動くことが分かったので変更しました。
身代わりが特に強く、前述の通りテッカグヤに対して宿り木展開を拒否することが出来る他、ドヒドイデやトリトドンのような低火力耐久ポケモンに対して身代わり+再生で20分かけてTOD勝ちを狙ったり、ヒードランのマグスト拘束を解除しながら動くことも出来たので、立ち回りの幅が広がりました。
図太い 252-*-252-*-0-4
ボディプレス/ステルスロック/吹き飛ばし/羽休め
ムゲンダイナとの補完に優れた物理受けです。
テッカグヤではなくエアームドなのは、前述の通り吹き飛ばしによる積み展開への耐性と、特性による行動保証を評価した形になります。
主な役割対象としてはランドロス・マンムー・ガブリアスなどですが、相手の技構成によってはザシアンも受けられます。
ただワイボ・炎牙持ちはもちろんインファ持ちすら怪しい(陽気A252ザシアンの+1インファがギリギリ2耐えできる程度の耐久しかない)ので、削りを入れて後続の一貫を作るために選出して、受けられたらラッキーぐらいの気持ちでした。
(余談)この構築のために孵化していたらたまたま出た色違いをそのまま使用していたのですが、色違いエフェクトの数秒のおかげでギリギリTODに間に合って勝てた試合があり、受け構築を使う人が色違いを使う理由を身をもって感じました。
生意気 252-*-*-252-0(最遅個体)
へんしん
積み展開のストッパーと、ザシアン/黒バドへの切り返し枠です。
このルールではメジャーなポケモンなので当然対策もされていて雑に投げて良いポケモンではありませんでしたが、S上昇にも切り返しが効く性能は唯一無二なのでそれでも採用して良かったと思っています。
・選出
主要な禁伝構築に対する基本選出を紹介します。
対ザシアン
基本的にシャンデラ/ダイナ/ムドー/メタモンから3匹になります。ドラン入りにはミロカロスを投げるか検討するぐらい。
対黒バド
バンギ/ダイナ/メタモン
黒バドに強いバンギ+取り巻きに強いダイナ+黒バドへの切り返しになるメタモンでほぼ固定です。
対ダイナ
ダイナ/バンギ/ムドーorミロカロス
鉢巻バンギを相手のダイナに合わせてそこから先に崩す展開を狙います。シャンデラを投げる余裕があまりないのでカグヤはダイナ+ミロカロスで頑張ります。
対オーガ
ダイナ@2
ダイナでPP枯らしまで視野に入れながらオーガと打ち合います。@2は取り巻きに合わせて選択。拘りオーガの一貫を作らないためのミロカロス+よく一緒に居るガブリアスに強いエアームドが多かった印象です。
ダイナ@2
ダイナでイベルタルと打ち合います。相手も回復できるのでヘド爆で毒を狙いながら再生で粘る展開になります。
@2は取り巻きに合わせて選択。ギルガルドに強めなバンギラス、ガブリアスに強いエアームド、ヒードランに強いミロカロス辺りから選ぶことが多かったです。
対日ネク
シャンデラ/ムドー/ダイナ
日ネクシャンデラ対面を作って圧をかけていきます。襷は大事にしたいので日ネクにはエアームドを後投げし、相手が居座ってガン積みの姿勢を見せてきたら吹き飛ばしでリセットします。残りの取り巻きは全てムゲンダイナで見ます。
対ゼルネ
ダイナ/ムドー/メタモン
ゼルネに出来るだけ隙を見せない選出を心がけます。ゼルネをダイナで削ってジオコンはメタモンで切り返すのが理想です。
対ホウオウ
バンギ/ダイナ/ミロorムドー
基本的にバンギで有利対面を作って1匹倒したらTODを狙います。そのためバンギラス以外の選出は回復できる2匹を出します。
対ジガルデ
ダイナ/ミロ/ムドー
ジガルデ+レヒレにタイプ上強いダイナと、ミストフィールド下で積んでくるジガルデに黒い霧を打つミロカロスは確定で、@1は他の3匹を特に出す理由がないのと、ジガルデの積みに対抗できる点でエアームドを出します。
最終日に2回当たりましたが、2回ともレヒレにダイマックス砲を打ってジガルデを削って勝ちました。
・重いポケモン
ドラパルト・・・型が豊富で受けづらいです。特に珠ドラゴンアロー+エアームドへの打点持ちがキツいです。
眼鏡ダイナ・・・こちらのダイナより速いとダイマックス砲を打たれてるだけで負けかねません。
グラードン・・・受からないし倒せません。
カイオーガ+ゴチルゼル・・・ダイナぐらいしかオーガに勝てない(しかも別にめちゃくちゃ有利なわけではない)ので、ダイナがゴチルの起点にされると負けです。ゴチルが眼鏡ならダイナがサイキネ1発は耐える可能性が高いのでまだマシですが、大幅に削られるのでオーガを通される可能性が高くなります。
・総括
ダイマックスの無いルールということで、過去世代からやってきたプレイヤーとしては懐かしさと楽しさもありましたが、構築を過去世代(これに関しては最早特定の個人と言っても良いぐらいですが)へのリスペクトを込めて組んだので、もっと立派な成績を残したかったですね。
こればっかりはシンプルに実力不足なので、まだまだ鍛錬の日々といった感じです。
では今回はここまでです。
何かあればコメントもしくはTwitter(@aPnKdMyN)までご連絡ください。
それでは~。
【剣盾シングルS19 最高304位/最終634位】物知りシャンデラと脳筋カイリュー
今回はS19で使用した構築を紹介したいと思います。
実は僕の中では「満足できる結果を出した時だけ記事を書く」とルールを決めていまして、じゃあ今回の結果に満足したのか?と言われるとそうでもないんですけど、たまには情報発信しないといけない気がしたので筆を執ることにしました。
最終レートは1857でした。
使用構築はこちら。
では以下で解説していきたいと思います。
・構築経緯
S18~S19中盤まではS14の構築をベースにカミツルギをゴリランダーと入れ替えながら戦っていたのですが、限界を感じ終盤に向けて新しい構築を組むことを決意しました。
まずシャンデラを使いたいので構築のスタートとしました。
構築を組みなおすにあたって改めてこのポケモンの強みを考えた時に、ダイマを切らずノーリスクで打てる草技を持っている炎タイプであることが一番大きいと考えました。
環境にはラグラージやドサイドンといった草4倍ポケモンが存在していますが、これらのポケモンに弱点を突かれる炎タイプでありながらこちらから一撃で倒せる技を持っているのはこのポケモンにしかない長所です。
それから高耐久のクレセリアに弱点を突ける上にすり抜けで身代わり貫通して押し切れること、終盤増えていたアローラキュウコンに対してタイプ相性とすり抜けでベールを無視して戦えることなど、細かいところに目を向けると十分戦えるスペックはあると判断しました。
そこでシャンデラと相性補完が取れていて構築の軸になるポケモンを考えた時に思いついたのが鉢巻カイリューでした。
アローラキュウコンには霰でマルスケ潰し+氷技で4倍弱点を突かれ、ラグラージにはステロでマルスケを潰され不利なサイクルを強いられることになりますが、これに対しシャンデラが強く出られます。
鉢巻逆鱗の火力を押し付けられない鋼タイプにもシャンデラが炎技を押していけたり噛み合いが良いと感じたので、カイリューを2匹目に採用しました。
ここまで2匹ともアタッカーで不利対面の引き先がないため、クッションとしてカイリューとの補完に優れ欠伸ステロ展開もできるラグラージを3匹目に採用しました。
残り3枠は補完的な意味合いが強く、まず3匹目まででキツいウツロイド/アーゴヨン/カプ・レヒレに対してある程度後投げが出来るチョッキジバコイルを4匹目に採用しました。
またドラパルトが重く感じたことから2匹でノーマル+フェアリーの並びを作るためにノーマルタイプで最も信頼しているポリゴン2を5匹目に、構築全体の素早さが低いことと襷ウーラオスを1ターンで倒せること、壁+弱点保険ジバコイルを匂わせることができることなどを鑑みてスカーフアローラキュウコンを6匹目に採用し完成としました。
では以下で単体解説していきます。
・単体解説
シャンデラ@ものしりメガネ すりぬけ
大文字/シャドーボール/エナジーボール/挑発
控えめ 0-*-0-252-4-252
CSぶっぱ、DL意識でD4振り
努力値についてですが、前期の記事で速めのクレセリアのSラインは実数値126~129が多かったため最低でもS実数値130以上とし、エナジーボールでHDラグラージ確定1発のラインがC実数値214以上+ものしりメガネだったのでCS236振りまでは確定。
残りを細かく振り分けたところで誤差程度の耐久しか得られないので、CSぶっぱでいいという結論になりました。
持ち物は達人の帯も候補でしたが、等倍でも補正が乗るのが強いと感じたので拘らずに火力を上げられるものしりメガネを採用しました。
具体的な火力目安としてこの表をご覧ください。
1.0倍(持ち物補正無し) | 1.1倍(ものしりメガネ) | |
---|---|---|
シャドーボール→H振りサンダー | 乱数2発(41.4%) | 確定2発 |
大文字→HD特化サンダー | 乱数2発(16.0%) | 乱数2発(89.4%) |
また、火力の高さでこだわりメガネと誤認されることもしばしばあり、草技に投げてきたナットレイに炎技を打って倒すなど強引な突っ張りを咎めることができて強かったです。
またダイマしても補正がかかるため、晴れダイバーンで半減でも無振り水ウーラオスがぴったり確定1発になるといった恩恵もあります。
技構成について、ダイバーンが威力140になるのは大文字orオバヒしかないため居座って打ち分けるのに向いている大文字、安定一致技のシャドボ、強みを散々語ったエナボ、何かと便利な挑発としました。
S14で使っていたこだわりメガネ型と違って柔軟な立ち回りができるため、比較的選出しやすいように感じました。
正確に数えていませんが選出機会はそこそこ多かったです。
キュウコン(アローラ)@こだわりスカーフ ゆきふらし
フリーズドライ/吹雪/ムーンフォース/オーロラベール
臆病 4-*-0-252-0-252
今回のスカーフ枠です。
氷妖+フリーズドライの範囲が環境に通りが良く、素早さも高いため一貫性を作れるポケモンでした。
技構成は前述の技範囲を満たすフリドラ吹雪ムンフォまでは確定で@1は絶対零度や催眠術が候補ではありましたが、個人的に命中不安が好きではないのでサイクルの補助になるオーロラベールを選択しました。
壁を貼ってから引く動きができたり、ダイマ時にダイウォール媒体があったおかげで勝てた試合もあったのでこの選択は正解だったと思います。
素の火力が低いのは弱みですが、技範囲と霰のスリップのおかげでダメージを稼ぎやすいポケモンだと感じました。
ラグラージ@たべのこし げきりゅう
クイックターン/欠伸/ステルスロック/守る
生意気(S個体値0) 252-0-132-*124-0
調整はS18最終1位のサックーさんのものをそのまま流用していたので説明は割愛。
草技とラム+積み技にビビらないといけない点だけは弱かったですが、それを除けばだいたいの攻撃を1発耐えて展開を作れる優秀なポケモンでした。
カバルドンと違って相手を流して起点を回避することはできないため、クイックターン+裏の並びで見る必要があり選出段階からケアの立ち回りを考えるのが重要だと感じました。
カイリュー@こだわりハチマキ マルチスケイル
逆鱗/ダブルウイング/馬鹿力/神速
意地 4-252-0-*-0-252
脳筋ポケモン。
ラグラージと並んでいることから竜舞展開を想定されやすく、そこに鉢巻で不意の高火力を押し付けることで試合を有利に進めることができました。
技構成は一致高火力技の逆鱗、素で打ちやすい一致技ダブルウイング、縛り性能を高める神速、鋼(特にヒードラン)への打点になりナックルを積むこともできる馬鹿力としました。
先にダイマしてナックルを積み、ダイマが切れた後に逆鱗を打つとダイマポケモンすらワンパンする超火力を出せて強かったです。
間違いなくこの構築のMVPでした。
ジバコイル@とつげきチョッキ アナライズ
控えめ 236-*-12-236-4-20
H 16n-1
B A252ウオノラゴンの頑丈顎エラがみ最高乱数以外耐え
特化悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打最高乱数以外耐え
C 11n
D 特化カプ・レヒレの眼鏡波乗り2連最高乱数以外耐え
S 4振り61族抜き
努力値についてですが、キュウコンと組むためスリップダメージ意識でHは16n-1に、S61族のテッカグヤ/バンギラスや60族のポリゴン2などのSにほとんど振っていない個体を抜いておくためにS20振り、Cを数値効率が悪くならないギリギリまで下げて耐久に回すことで良い感じに耐えてくれるラインになったためこのような調整になりました。
当初はこの枠にレヒレに強い枠としてゴリランダーやカプ・ブルルを採用していたのですが、前述のウツロイドやアーゴヨンが重かったためジバコイルに変更しました。
後攻ボルチェンからスカーフキュウコンor鉢巻カイリューに繋ぐクッション的な役割を果たしてくれたり、独特の耐性で相手のダイマを枯らしてくれたり使い勝手はなかなか良かったです。
ポリゴン2@しんかのきせき トレース
トライアタック/冷凍ビーム/イカサマ/自己再生
図太い 244-*-252-0-12-0
最早構築のレギュラーと化しているポケモン。
もちろん好きなのもありますがそれだけではなくて、シャンデラが一貫性の高いゴースト弱点なので一貫を切るノーマルタイプが欲しい→じゃあ一番強いノーマルタイプは誰だ?と考えた時に真っ先に出てくるのがポリ2だからです。
実際今回の構築もドラパルトの一貫を切るために採用し、努力値もHBでドラパルトをしっかり受けられるようになっています。
無難に強いポケモンですが、終盤に仮想敵とあまり当たらなかったため選出率は低めになってしまいました。
ちなみにこれは本当に余談ですが、この色ポリ2はS14の構築にいたのとは別個体です(あっちはアナライズでこっちはトレース)。
色違いに強い拘りがあるわけではない僕が複数匹色違いを持っている時点で相当好きなポケモンなのかもしれません。。。
・選出
ダイマを積極的に切ってもいいのがカイリューぐらいなので、基本的にカイリューを出すかどうか考えるところからスタートします。
出せそうなら弊害となりそうなポケモンに強いポケモンを選び、出せないなら誰を出すか考えるイメージです。
一番多かったのはおそらくラグラージ/ジバコイル/カイリューだと思いますが、相手のラグラージ読みの初手をケアするために雑にラグラージを初手に出さないよう心掛けていました。
・重いポケモン
ヒードラン…弱保ダイスチルやダイソウゲンまで考えたらマジで勝てない。最終日だけで3回負けた。
ミミッキュ…剣舞されると止まらない。カイリューの技が3/4無効なので下手な技で拘ると即負け。
その他技範囲が広いポケモンにはサイクルを崩されることが多かったです。
・総括
S19は個人的にはそこまで納得のいく結果ではない中で、情報を共有するために記事を書いたのですがいかがだったでしょうか。
今シーズンはテーマを持って臨んでいたので、その記録の意味でも記事を残したかったんですよね。
というのもこれは完全に個人的な話ですが、この春に転職しました。
以前のお仕事に比べてなかなか忙しいのでポケモンをプレイする時間は減りましたが、その中でどうやったら結果を出せるんだろう?と考えながら過ごしているところです。
8世代で最終2桁達成するという目標はまだあきらめていないので、実現できるように頑張ります。
というわけで今回はここまでです。
何かあればTwitter(@aPnKdMyN)まで。
それでは~
・余談
シャンデラの項目にある表、頑張って「HTML編集」で書いた後「見たまま編集」に切り替えたら<table>タグにclass="mceItemTable"が勝手に追加されてました。
無断で追加すんなよ!って感じですが今言ってももうすぐブロマガサービス終了ですからね…
ていうか移転先とかデータ移行とか考えないとな~(めんどくさくてやってない)
【剣盾シングルS14最終198位】当意即妙ラオスサンダーwithツルギ
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
さて、シーズン14お疲れさまでした。
自分としてはシリーズ6以降なかなか納得できる結果が出せていなかったこと、シリーズ8のルールが発表される前から冠環境で戦えるのは最後だと思っていたことから、何としても結果を残したいという気持ちで臨んだシーズンでした。
その結果は……最高124位/最終198位(最終レート2007)でした。
以前記事で目標に挙げていた最終2桁順位には届かなかったので大満足とはいきませんが、それなりに納得できる結果ではあったので良かったです。
最高順位の瞬間(2/1 AM1:30頃)
最終順位とレート
使用していた構築はこんな感じ。
S15以降はルールも大きく変わるため参考にはならないかもしれませんが、記録の意味も込めて使用した構築について書いていきたいと思います。
・構築経緯
シリーズ7のルールでシャンデラを動かすには行動保障が必須だと思いS12~13では襷型を使用していましたが、結果が出せなかったので少し目線を変えて「耐久にガッツリ努力値を割くことで行動回数を稼ごう」と考えたのがスタートです。
Cに努力値を割けない分の火力不足は拘り眼鏡を持たせることで補うこととしました。
次にシャンデラに後投げされやすいポケモンを考えたところウツロイド/バンギラス/ラッキー/ハピナス/HDポリゴン2/ヒードランなどが環境に存在していて、それに強いポケモンとしてスカーフ水ウーラオスが良さそうだと思ったので、この2匹を軸に「高火力で一貫を取りに行く」をコンセプトとした構築を組むことにしました。
そのコンセプトを実現するためには対面操作が出来るクッション役のポケモンが欲しかったので、一番性能が高くウーラオスとの補完も優秀なサンダーを採用しました。
また「こちらの攻撃を一貫させるためにステルスロックがあると強そう」と考えたのですが、単にステロを撒くだけでなく+αが出来る方が好きなので該当するポケモンを探しました。
電気の一貫を切れる地面枠で霊獣ランドロス/カバルドン/ラグラージ/ガブリアスと一通り試しましたが、最終的には蜻蛉返りの対面操作と威嚇による誤魔化し性能を評価して霊獣ランドロスになりました。
ここまでのシャンデラ/ウーラオス/サンダー/地面枠という並びはシーズン序盤~中盤の比較的早い段階で決まったのですが、残り2枠がなかなか決まらず迷走を重ねたまま終盤を迎えることになりました。
その中でサンダー/カイリュー/ドラパルト/ウツロイドにある程度戦えるポケモンが欲しいと感じたため、HDポリゴン2が5匹目に決定しました。
最後の1枠はカプ・レヒレ/ウオノラゴンなどの水タイプ全般が重いので後投げできるポケモンが欲しいと感じていて、当初はその枠にナットレイを採用していました。
しかしナットレイはその耐久と引き換えに低速かつ遂行速度が遅くなりがちという弱点もあり、かといって同タイプでより攻撃的なカミツルギはあまりに特殊耐久が低すぎるのが気になり……と悩んでいたところ、ふと「そういえばダブルのカミツルギはチョッキを持つことが多いけど、実はシングルでも行けるのでは?」と思い計算してみたら案外行けそうだったので、最終日の構築にはチョッキカミツルギを採用することにしました。
では以下で単体解説をしていきたいと思います。
・単体解説
シャンデラ@こだわりメガネ すりぬけ
オーバーヒート/シャドーボール/サイコキネシス(最終日前日まではエナジーボール)/トリック
図太い(無補正性格にミント使用) 252-*-20-4-4-228
H…ぶっぱ
B…A252エースバーンのリベロ珠不意打ちを確定耐え
C…4振り
D…特化サンダーのダイジェット確定耐え(珠暴風は15/16耐え)
S…後述
(※補足:臆病252-*-108-4-4-140でも実数値は同じ)
前述の通り環境トップのエースバーン/サンダーに1回は行動できるように耐久にガッツリ努力値を割いています。
Cは補正無し4振りしかしていませんが元々のC種族値が高いおかげで炎等倍に変わったエースバーンはオーバーヒートで余裕の確定1発、HorD4振りサンダーがピッタリ確定1発で持っていけるぐらいの火力はあります。
Sはサンダーやカイリューなどがダイジェット1回で最速アーゴヨン抜き(実数値128)に設定することがあるため、それを抜けるように+1というのがひとつ。
もうひとつは自身のサンダーも実数値128に設定することで「サンダーが上から動いた相手には先制できる」という判断基準を持てる、という狙いがあります。
これによってかなり動かしやすくなったのでこの調整は正解だったと思います。
(あと実数値1あれば珠暴風を確定耐えにできるのだけが惜しい)
技構成に関して、確率と威力を考慮して炎打点はオーバーヒートを選択。
一致安定打点のシャドーボール/崩しの要素になれるトリックまでは固定で残り1枠は最終日前日までエナジーボールを採用していましたが、カミツルギの採用で草打点の必要性がやや薄まったためドヒドイデに打てるサイコキネシスに変更しました。
諸々込みで計算するとHDドヒドイデを95%以上の確率で2発で落とせるので火力としては十分です。
ちなみに一度も打つ機会はありませんでした。というかほとんどオバヒとシャドボしか打ってません。
トータルでの選出率は低かったですが、クレセリア絡みの構築には積極的に投げると活躍してくれました。
ウーラオス(れんげき)@こだわりスカーフ
水流連打/インファイト/冷凍パンチ/蜻蛉返り
陽気 0-252-0-*-4-252
特に語る必要のない普通のウーラオスです。
初手に投げやすく、出し負けてもスカーフ蜻蛉から裏に引く動きができて強かったです(サンダーの静電気に触ること以外)。
性格に関しては意地と陽気どちらにもメリットがありますが、意地スカーフだと最速フェローチェと同速になってしまうのが嫌なので僕は陽気を選択しています。
技構成もテンプレなので特に説明することはないと思いますが、カイリューやサンダーに抜群を突ける点を評価して冷凍パンチを採用している都合上カプ・レヒレに打点がないのだけが気になりました。
ランドロス(れいじゅう)@オボンのみ
地震/岩石封じ/蜻蛉返り/ステルスロック
腕白 252-0-108-*-148-0
H…ぶっぱ
B…A252エースバーンの珠キョダイカキュウ(威嚇込み)でオボン確定発動して2耐え
D…C169ウツロイドの+1ダイロックを15/16耐え
特化サンダーの暴風オボン込み2耐え
普通のクッションランドロスです。
Dにも努力値を回すことでウツロイドの処理ルートを増やす狙いでしたが、サンダーの暴風もいい感じに耐えてくれるのでこの調整で良かったです。
エースバーンに対しては単体で見れるか怪しかったりしますが、威嚇を入れてサンダーで詰めるルートも取れるのでそこまで気になりませんでした。
また、終盤増えていたHDサンダーに対して岩石封じで削りつつS逆転→ダイロックで強引に処理することもありました。
そうして強引にダイマを切った後もHPが1でもあれば威嚇を絡めることでかなり誤魔化せる範囲が広がるので、とても便利なポケモンでした。
サンダー@あつぞこブーツ せいでんき
ボルトチェンジ/暴風/熱風/羽休め
図太い 204-*-244-0-0-60
H…16n-1
S…ダイジェット1回で最速アーゴヨン抜き(実数値128)
B…残り出来るだけ高く
クッションサンダーです。
前述の通りSラインは実数値128に設定していますが、そもそも単体で考えてもこのぐらいのラインが妥当だと思うのでPT内の仕掛けのために単体性能を落としているわけではないのはポイントです。
当初はオボンを持たせていましたがランドロスにオボンを回したかったこと、サイクル内で複数回繰り出すためにステロへの耐性を持たせたかったことから厚底ブーツに変更しました。
相手のステロに計算を狂わされないという点で安定感があり非常に使いやすかったです。
技構成は対面操作用のボルチェン/場持ちをよくする羽/命中以外最強技の暴風までは確定で、最後の1枠は放電や怪電波などを試しましたが最終的にはドリュウズやナットレイに打ち込むための熱風を採用しました。
ポリゴン2@しんかのきせき アナライズ
空元気/冷凍ビーム/アイアンテール/自己再生
生意気 244-0-0-12-252-0(6V個体)
H…16n-1
D…特化
C…あまり
エースバーンやウーラオスなどに隙を見せてしまいますが、それでも広い範囲とある程度戦えるポケモンはこのポケモンしかいなかったので採用することになりました。
努力値は珠サンダーに投げるためにHDほぼ特化が必須で、技構成も自己再生は当然としてウツロイドとサンダーを考えるとアイテ空元気、カイリューやドラパルトを考えると冷凍ビームが必須になるのでこれ以外の構成は考えられませんでした。
特性は数少ない選択の余地があるポイントですが、今回はAC両方使うので両方に倍率がかかるアナライズとしました。
ここまで書くと嫌々で採用したように捉えられるかもしれませんが、ポリゴン2自体は好きなポケモンなのでそこは大丈夫です。
なんならサンダー対面で様々な確率が有利になるように願掛けとして6世代で野生色違いを粘ってマスボで捕まえてコンテストリボン付けてきたぐらいですからね。
これ、かっこよくないですか?
カミツルギ@とつげきチョッキ
リーフブレード/スマートホーン/聖なる剣/燕返し
陽気 196-68-4-*-20-220
H…16n-1
A252ウオノラゴンの頑丈顎先制エラがみを2耐え
A…ダイスチルでH4B76ダイマックスウツロイドを確1
B…4振り
D…C252ウツロイドの+1ダイロック確定耐え
S…最速ウツロイド+2
この構築のMVPを挙げるとしたら間違いなくこいつです。
見ての通りウオノラゴン/ウツロイドを強く意識した調整ではありますが、それ以外にも相手の攻撃を1回耐えて行動回数を稼げた場面がいくつもありました。
相手の想定を崩して容易に3タテできた試合もあり、最終日の順位上げに大きく貢献してくれました。
スマートホーンがあるとアッキミミッキュにも勝てるのが便利でしたが、ギガインパクトを採用しない分エースバーンやサンダーに打点が乏しいので上手く立ち回る必要がありました。
・選出
基本的には相手に合わせて柔軟に選出することになるのですが、選出回数で言えばウーラオス/ランドロス/サンダーが一番多かった気がします。
あとはカミツルギが通せそうなら出したり、クレセリアや身代わり絡みの戦術が見えたらシャンデラを出したり、ポリ2で広い範囲が見れそうなら出したり…といった感じです。
それからこの構築にはいわゆる「ダイマックス枠」というものが存在していません。
なので毎ターンダイマを切るかどうか考えながらプレイすることになり大変ではありますが、その分いろいろな可能性を追いかけることが出来るのは僕好みでした。
・重いポケモン
受け回し系(特にラキドヒドムドーみたいなやつ)
その他エースバーンやサンダーも選出次第ではボコボコにされるので気を付けるようにしていました。
・総括
冒頭にも書いた通り何としてでも結果が欲しいシーズンだったので、こうやって記事を書けるぐらいには納得のいく結果が出せてひと安心しています。
S15からの3シーズンは禁止伝説が使えるルールということで普段とは全く違う環境になりますし、息抜きとは言わないまでもまったりプレイでいこうかなと思っています。
8世代14シーズンの間シングルバトル全試合でPTの一番上にシャンデラを置いて戦ってきましたが、そろそろ休暇を与えてやろうかなという気持ちもありますし。
(USUM発売少し後からずっと左上に置いてレート対戦してたのでトータルだと約3年ぐらい?固定していた)
ただ気が向いたらガチってるかもしれませんw
というわけで今回はここまでです。
何かあればTwitter(@aPnKdMyN)まで。
それでは~
・余談
構築名の「当意即妙」とは四字熟語で
という意味があります。[名・形動]すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。「当意即妙な対応をする」(コトバンクより引用)
場面に応じて立ち回りを変えるこの構築にピッタリだと思って付けました。
やっぱ構築名には四字熟語入れたいよね(謎のこだわり)