はじめに
お久しぶりです。
みなさん、シーズン38お疲れ様でした。
僕の結果は最高レート1939、最終レート1854で379位でした。


最終2桁を目指していたので結果には満足していませんが、SVのランクバトルも終盤に差し掛かってきたため、記録の意味を込めて構築記事を残したいと思います。
構築紹介

コンセプト
- シャンデラを入れる
- 高火力による押し付けを軸に試合展開を単純化する
- 副次的に上振れ要素も勝ち筋として取り入れる
構築経緯
まずはコンセプトにもある通り「一番好きなポケモンであるシャンデラを使いたい」から構築がスタートしました。
しかし、単に好きだからという理由だけで構築に入れるのは上位を目指すにあたって相応しくないと思ったので、シャンデラの採用理由を見出すところから始めました。
シャンデラの採用理由を見出すために、まずSVの禁伝環境におけるシャンデラの立ち位置について考えました。
シャンデラの型として最もメジャーなのはもらいび+フェアリーテラスによって対コライドン性能を持たせる型です。
実際過去シーズンではその型を使用していたこともありましたが、
- シャンデラにテラスを切る前提だと禁伝にテラスを切れないので、禁伝のパワーを最大限活かしきれない
- ディンルー展開にサイクル負けしやすい
- コライドンに投げた後、ディンルーを投げられる動きが安定になる
- ステロを撒かれると2サイクル目が成立しなくなる
- そもそもコライドンに負けうる
- テラスを切らないとドラゴン技が痛い
- テラスを切るとアイアンヘッドが痛い
- →要するに、テラスを切っても切らなくても一貫した安定回答にならない
といった問題があり、正直強いとは言い難かったので「単体でコライドンに勝つ」という考えを捨てました。
しかし「単体でコライドンに勝つ」が難しいとしてもシャンデラがコライドンに有利な要素を持っているのは事実です。
そこで「(単体ではなく)並びでコライドンに勝つ」ことを目指すことにしました。
一般的なコライドン対策の一つに「フェアリー+炎(or水)で一貫を切る」という考えがあります。
今回、シャンデラにはこの炎ポケモンとしての役割を持たせることにしました。
もらいびによって半減でも並大抵の耐久では受からない「炎テラスコライドンの晴れ鉢巻フレアドライブ」を受けることができるため、この時点でもらいび以外の炎ポケモンとは差別化ができています。
ここで気になるのはやはりソウブレイズの存在です。
ソウブレイズとは同タイプ・同特性なので、それ以外の要素、すなわち数値か技で差別化してあげる必要があります。
その中で今回は「トリックルーム」という技に着目しました。
コライドンという高速ポケモンを相手するにあたって、トリルは強力な切り返し手段となります。
また、後述する禁伝枠の選定においてトリル適性のある禁伝を選択すれば、前述の「並びでコライドンに勝つ」という思想とも合致します。
もらいびでトリックルームを覚えるポケモンはシャンデラ以外にもグレンアルマが存在しますが、コライドンへの耐性ではシャンデラが上回っています。
- 格闘耐性:シャンデラ(無効)vsグレンアルマ(半減)
- 虫耐性:シャンデラ(1/4)vsグレンアルマ(等倍)
つまり「コライドンへの耐性とトリックルームでの切り返しが出来るのはシャンデラの唯一無二の性能である」と言えるので、これを理由にシャンデラを採用することにしました。
禁伝枠の選定
禁伝枠の選定にあたっては、求める要素をリストアップ→それを満たす禁伝を探す方式で考えました。
要素のリストアップにあたり、まずは前項で挙げた課題を振り返ってみます。
- シャンデラにテラスを切る前提だと禁伝にテラスを切れないので、禁伝のパワーを最大限活かしきれない
- そもそもコライドンに負けうる
の2点については「フェアリー + テラスしないシャンデラで勝つ」という結論が出ました。
しかし「ディンルー展開にサイクル負けしやすい」という課題は残ったままです。
これは禁伝枠で解決すべきと考えました。
→求める要素1:ディンルーに強い
次に「フェアリー + テラスしないシャンデラで勝つ」という結論について掘り下げます。
これを禁伝で達成するには当然禁伝がフェアリータイプである必要がありますが、レギュIで使用可能な禁伝の中で元々フェアリータイプを持つのはザシアンのみです。
ではザシアン一択・・・ではなく、フェアリーテラスの禁伝も当然候補になります。
ここでポイントになるのは、単にフェアリーテラスすれば良いという訳ではない点です。
「フェアリー + テラスしないシャンデラで勝つ」という結論に至ったのは「禁伝にテラスを切れないとパワーを最大限活かしきれない」という理由があってのことです。
裏を返せば「禁伝にテラスを切るならパワーを最大限活かすべき」と言えるので、フェアリーテラスを強く使える禁伝を選択する必要があります。
→求める要素2:フェアリータイプ or フェアリーテラスを強く使える
最後に前項で挙げた差別化要素について振り返ります。
これは既に結論が出ています。
また、後述する禁伝枠の選定においてトリル適性のある禁伝を選択すれば、前述の「並びでコライドンに勝つ」という思想とも合致します。
→求める要素3:トリル適性がある
これら3つの要素を満たす禁伝を探したところ、HCベースのフェアリーテラスカイオーガが全てを満たすことに気付いたので、1枠目の禁伝として採用しました。
2枠目の禁伝は3つの要素を満たすことよりも、1枠目の禁伝であるカイオーガとの相性を意識しました。
これは採用理由からシャンデラの選出は特定の構築に限られるのが明らかなので、同時選出する可能性が高いカイオーガとの相性補完を考える方が良いという判断です。
そこで過去のカイオーガ構築の記事を読み漁ったところ、
と要素を持ち合わせている鋼テラスコライドンが強そうだと感じたので、2枠目の禁伝として採用しました。
一般枠の選定
一般枠は過去のコライオーガ軸の構築記事から強そうなポケモンを試した結果
- コライオーガで重いミライドン構築に強いテツノワダチ
- 「壁電磁波+コライオーガ」という強い基本選出を組めるオーロンゲ
- 受け崩しかつトリル適性もあるガチグマ
の3匹に落ち着きました。
個体紹介
(以下ポケソルテキストを使用)
コライドン

コライドン @ いかさまダイス
テラスタイプ: はがね
特性: ひひいろのこどう
性格: ようき
183(60)-187(252)-142(52)-90-121(4)-190(140)
スケイルショット / アクセルブレイク / アイアンヘッド / みがわり
調整意図
HB A252パオジアンの氷柱落としを最高乱数以外耐え
HD テラス時にC252ミライドンのEFイナズマドライブを確定耐え
A ぶっぱ
S 最速オオニューラ抜き、準速135族+3
前節で書いた通り鋼テラスで採用したかったので、鋼テラスと言えばのスケショアイへ型を採用しました。
最初は陽気ASで使っていましたが、135族の同速で撃ち合うと立ち回りが安定しなかったのでS関係を明確にするためにSを少し落として耐久に回しました。
結果としては耐久振りが活きた試合も最速じゃないせいで負けた試合もあったので、結論としては一長一短という評価に落ち着きました。
アクセルブレイクはディンルーへの明確な打点です。
以前使っていた際、スケショを見て格闘技を切ってくる人がたまに居たので、それを咎めるべく採用しました。
今シーズンも何回かあったので採用して良かったと思います。
身代わりはS関係が判明している場面で相手のテラスor交代を見てから動くための中間択として採用しました。
後述の電磁波と合わせることで麻痺待ちも可能で、実際それで拾えた試合もあったので良い選択だったと思います。
結果としてスケショ3ウェポン+身代わりという少し珍しい構成になりましたが、なかなか使いやすかったです。
身代わりや相手のゴツメでHP消費が激しいのでアクセルブレイク→ドレインパンチも検討しましたが、時間が無かったので試せませんでした。
スケイルショットを打つ試合は運勝ちも運負けもするので(そこが好きではないのですが)、試合単位で一喜一憂せずトータルの勝率だけを考えるよう心がけていました。

カイオーガ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: あめふらし
性格: ひかえめ
207(252)-94-129(148)-198(76)-162(12)-113(20)
しおふき / なみのり / かみなり / テラバースト
調整意図
H ぶっぱ
B 特化パオジアンの電気テラバーストを最高乱数以外耐え
C 11n
D C252黒バドレックスのアストラルビットを87.5%で2耐え
S 4振り霊獣ランドロス抜き、麻痺込みで最速黒バドレックス抜き抜き
こちらも前節で書いた通りフェアリーテラスで使いたかったので、チョッキで採用しました。
当初は眼鏡も候補でしたが、まずチョッキを試したところ使用感が良かったのでそのまま使い続けることにしました。
対面性能が高いので初手置きしやすく、天候・電磁波・壁・トリルといった様々な要素とも噛み合いが良いので選出率は1位でした。
技構成はテンプレなので割愛します。
強いて言うならドオーにやることが無い点はマイナスですが、むしろドオーを誘えれば後述のテツノワダチ・シャンデラ・ガチグマが崩しとして機能するのでそこまで気になりませんでした。
オーロンゲ

オーロンゲ @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: みず
特性: いたずらごころ
性格: わんぱく
202(252)-140-128(252)-94-96(4)-80
ソウルクラッシュ / でんじは / リフレクター / すてゼリフ
調整意図
HB特化あまりD
一般的なゴツメオーロンゲです。
技構成については挑発・光の壁・イカサマなど採用したい技は多かったのですが、採用理由を考えた時に
- 攻撃技としてパオジアン・ウーラオスへの打点になるソウルクラッシュ
- 禁伝のSサポートになる電磁波
- 対面操作の捨て台詞
- カイオーガの物理耐久を補うリフレクター
を優先したかったのでこのような構成になりました。
テラスは氷柱落とし・水流連打・巨獣斬などに耐性を付けられる水です。
基本的には切りませんが、1度だけテラス電磁波で捲れた試合がありました。
テツノワダチ

テツノワダチ @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: じめん
特性: クォークチャージ
性格: ようき
185(156)-148(124)-141(4)-75-95(36)-165(188)
じしん / アイアンヘッド / アイススピナー / ストーンエッジ
調整意図
HB 特化パオジアンの氷柱落とし+不意打ちを99.6%で耐え
A HBホウオウがストーンエッジで確1になるAを確保
D 特化ミライドンのEF眼鏡流星群を最高乱数以外耐え
S 最速97族抜き
前述の通り、主にミライドン入りに選出します。
技構成は安定のタイプ一致2種と、ミライドンの取り巻きによく採用されるポケモンへの打点としてランドロスに打つアイススピナー、ホウオウに打つストーンエッジを選択。
最終日にストーンエッジでH振りホウオウをワンパンしてeasy winした試合があったので、調整・技選択はハマっていたと思います。
テラスはタイプ一致地震を強化する地面。
素の火力がそこまで高いポケモンではないので、最後の一押しに切る展開が多かったです。

シャンデラ @ ふうせん
テラスタイプ: ノーマル
特性: もらいび
性格: ずぶとい
159(188)-54-156(252)-173(60)-111(4)-101(4)
かえんほうしゃ / ちょうはつ / いたみわけ / トリックルーム
調整意図
H 16n-1
B 特化 特化ザシアンの+1巨獣斬→ワイルドボルトを確定耐え
DS 4振り
あまりC
採用理由では主にコライドンを意識していましたが、コンセプトの実現に必要なのは特性もらいびとトリルのみなので、その他の技・持ち物・努力値・テラスで他の構築にも出せるように型を考えました。
まずはもらいびを活かすために炎技を打ってくる相手を考えたところ、ホウオウが目に付きました。
聖炎まもる飛ばし再生のような1ウェポンが多いところに着目し、挑発で完封できるようにしました。
さらに風船を持つことで聖炎+地震でも完封できる上、よく組まれているドオーも地面技1ウェポンが一定数いるのでまとめて見ることができるようになりました。
(地味ですが毒菱を踏まないのもGood)
次に耐性面で有利なポケモンを考えたところ、剣盾時代から言われているザシアンが思い当たりました。
ザシアンに投げるために耐久調整を施し、巨獣+弱点技以外には後出しからトリルができるようにしました。
また、ザシアンが引いてきた場合は2サイクル目に備えてHPを確保したかったので、回復兼削りの手段として痛み分けを採用しました。
ちなみにHP調整が16n-1(159)になっているのは偶然の産物で、
- 痛み分けを採用するのでギリギリまでHP実数値を下げたい
- 特化ザシアンの巨獣+ワイルドボルトまで耐えたい
- 偶数は避けたい
という3点を満たす値が偶然にも16n-1だったためです。
話を戻して、最後の技は火炎放射を採用しました。
ダメージソースとして最低1つ攻撃技は採用したかったので、基本無効化されない点ともらいびで火力が上がる可能性を考慮して炎技、かつ命中安定である火炎放射の選択となっています。
テラスは黒バド対面でトリルするためにノーマル。
風船が割れた後に浮いている状態を維持するための飛行テラスなども試しましたが、コライドン・ホウオウ・ザシアンどれも黒バドとよく組むポケモンなので、黒バドと対面してもテラスを切る択を持っておくことで格段に選出しやすくなりました。
ちなみに実際の成功率は2/3でした(1回失敗したのは再戦での型バレ。他に勝ち筋がない展開だったし、結果的には切らなくても負けてたのでやむなし)

↑ポケットモンスター最高の瞬間
ガチグマ

ガチグマ @ かえんだま
テラスタイプ: ノーマル
特性: こんじょう
性格: いじっぱり
207(12)-211(252)-125-58-131(244)-70
からげんき / じしん / ドレインパンチ / ほえる
調整意図
ほぼAD
破壊。それだけです。
トリルとのシナジーも考えての採用でしたが、どちらかというとサイクルの中で有利対面を作って1匹倒すような展開が多かったです。
選出回数は控えめでしたが、出すべき試合ではしっかりと活躍してくれました。
テラスはフルパワー空元気を押し付けるためのノーマル。
鋼テラスしたドオーをノマテラ空元気でワンパンした時は流石に笑ってしまいました。
(その時は急所でしたが、後で計算したらH振りドオーは乱数でした)
選出
- 基本(迷ったらこれ):オーガ+ロンゲ+コライ
- バドホウオウ:オーガ+シャンデラ+ガチグマorコライ
- バドコライ:オーガ+ロンゲ+コライorシャンデラ
- ミライホウオウ:オーガロンゲコライから2匹+ワダチ
- ミライ白バド:同上(たまーにシャンデラ)
- ミライザシ:オーガ+シャンデラ+ワダチ
- 受け:オーガ+ガチグマ+コライorシャンデラ
- パオジアン
- 連撃ウーラオス
- オオニューラ
- ムゲンダイナ
- ルギア
最後に
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回も「最終2桁」という目標は達成できなくて悔しいですが、久しぶりに最終日に上位で対戦できて楽しかったです。
上手いプレイヤーとの対戦は、勝てばいつも以上に嬉しいですし、負けても「今の相手上手かったな〜」と感心してしまいます。(そしてシーズン後に調べたら最終1位経験者で納得したりする)
まだまだ上を目指せるというのはモチベーションになりますね。
ただSVは長く同じ環境で戦ってきたこともあり、正直なところ疲れも感じています。
そろそろチャンピオンズやらせてもらえませんかね・・・?
では今回はここまでです。
何かあったらX(@aPnKdMyN)かコメント欄までどうぞ。
それでは〜。