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【剣盾シングルS19 最高304位/最終634位】物知りシャンデラと脳筋カイリュー

こんにちは。

今回はS19で使用した構築を紹介したいと思います。
実は僕の中では「満足できる結果を出した時だけ記事を書く」とルールを決めていまして、じゃあ今回の結果に満足したのか?と言われるとそうでもないんですけど、たまには情報発信しないといけない気がしたので筆を執ることにしました。


最終レートは1857でした。

使用構築はこちら。


では以下で解説していきたいと思います。


・構築経緯
S18~S19中盤まではS14の構築をベースにカミツルギをゴリランダーと入れ替えながら戦っていたのですが、限界を感じ終盤に向けて新しい構築を組むことを決意しました。

まずシャンデラを使いたいので構築のスタートとしました。
構築を組みなおすにあたって改めてこのポケモンの強みを考えた時に、ダイマを切らずノーリスクで打てる草技を持っている炎タイプであることが一番大きいと考えました。
環境にはラグラージドサイドンといった草4倍ポケモンが存在していますが、これらのポケモンに弱点を突かれる炎タイプでありながらこちらから一撃で倒せる技を持っているのはこのポケモンにしかない長所です。
それから高耐久のクレセリアに弱点を突ける上にすり抜けで身代わり貫通して押し切れること、終盤増えていたアローラキュウコンに対してタイプ相性とすり抜けでベールを無視して戦えることなど、細かいところに目を向けると十分戦えるスペックはあると判断しました。

そこでシャンデラと相性補完が取れていて構築の軸になるポケモンを考えた時に思いついたのが鉢巻カイリューでした。
アローラキュウコンには霰でマルスケ潰し+氷技で4倍弱点を突かれ、ラグラージにはステロでマルスケを潰され不利なサイクルを強いられることになりますが、これに対しシャンデラが強く出られます。
鉢巻逆鱗の火力を押し付けられない鋼タイプにもシャンデラが炎技を押していけたり噛み合いが良いと感じたので、カイリューを2匹目に採用しました。

ここまで2匹ともアタッカーで不利対面の引き先がないため、クッションとしてカイリューとの補完に優れ欠伸ステロ展開もできるラグラージを3匹目に採用しました。

残り3枠は補完的な意味合いが強く、まず3匹目まででキツいウツロイド/アーゴヨン/カプ・レヒレに対してある程度後投げが出来るチョッキジバコイルを4匹目に採用しました。
またドラパルトが重く感じたことから2匹でノーマル+フェアリーの並びを作るためにノーマルタイプで最も信頼しているポリゴン2を5匹目に、構築全体の素早さが低いことと襷ウーラオスを1ターンで倒せること、壁+弱点保険ジバコイルを匂わせることができることなどを鑑みてスカーフアローラキュウコンを6匹目に採用し完成としました。

では以下で単体解説していきます。

・単体解説


シャンデラ@ものしりメガネ すりぬけ
大文字/シャドーボール/エナジーボール/挑発
控えめ 0-*-0-252-4-252
CSぶっぱ、DL意識でD4振り

努力値についてですが、前期の記事で速めのクレセリアのSラインは実数値126~129が多かったため最低でもS実数値130以上とし、エナジーボールでHDラグラージ確定1発のラインがC実数値214以上+ものしりメガネだったのでCS236振りまでは確定。
残りを細かく振り分けたところで誤差程度の耐久しか得られないので、CSぶっぱでいいという結論になりました。

持ち物は達人の帯も候補でしたが、等倍でも補正が乗るのが強いと感じたので拘らずに火力を上げられるものしりメガネを採用しました。
具体的な火力目安としてこの表をご覧ください。
1.0倍(持ち物補正無し)1.1倍(ものしりメガネ)
シャドーボール→H振りサンダー乱数2発(41.4%)確定2発
大文字→HD特化サンダー乱数2発(16.0%)乱数2発(89.4%)
このように1.1倍補正で絶妙な恩恵を受けているのが分かると思います。

また、火力の高さでこだわりメガネと誤認されることもしばしばあり、草技に投げてきたナットレイに炎技を打って倒すなど強引な突っ張りを咎めることができて強かったです。
またダイマしても補正がかかるため、晴れダイバーンで半減でも無振り水ウーラオスがぴったり確定1発になるといった恩恵もあります。

技構成について、ダイバーンが威力140になるのは大文字orオバヒしかないため居座って打ち分けるのに向いている大文字、安定一致技のシャドボ、強みを散々語ったエナボ、何かと便利な挑発としました。

S14で使っていたこだわりメガネ型と違って柔軟な立ち回りができるため、比較的選出しやすいように感じました。
正確に数えていませんが選出機会はそこそこ多かったです。



キュウコン(アローラ)@こだわりスカーフ ゆきふらし
フリーズドライ/吹雪/ムーンフォース/オーロラベール
臆病 4-*-0-252-0-252

今回のスカーフ枠です。
氷妖+フリーズドライの範囲が環境に通りが良く、素早さも高いため一貫性を作れるポケモンでした。

技構成は前述の技範囲を満たすフリドラ吹雪ムンフォまでは確定で@1は絶対零度や催眠術が候補ではありましたが、個人的に命中不安が好きではないのでサイクルの補助になるオーロラベールを選択しました。
壁を貼ってから引く動きができたり、ダイマ時にダイウォール媒体があったおかげで勝てた試合もあったのでこの選択は正解だったと思います。

素の火力が低いのは弱みですが、技範囲と霰のスリップのおかげでダメージを稼ぎやすいポケモンだと感じました。


ラグラージ@たべのこし げきりゅう
クイックターン/欠伸/ステルスロック/守る
生意気(S個体値0) 252-0-132-*124-0

調整はS18最終1位のサックーさんのものをそのまま流用していたので説明は割愛。

草技とラム+積み技にビビらないといけない点だけは弱かったですが、それを除けばだいたいの攻撃を1発耐えて展開を作れる優秀なポケモンでした。
カバルドンと違って相手を流して起点を回避することはできないため、クイックターン+裏の並びで見る必要があり選出段階からケアの立ち回りを考えるのが重要だと感じました。



カイリュー@こだわりハチマキ マルチスケイル
逆鱗/ダブルウイング/馬鹿力/神速
意地 4-252-0-*-0-252

脳筋ポケモン
ラグラージと並んでいることから竜舞展開を想定されやすく、そこに鉢巻で不意の高火力を押し付けることで試合を有利に進めることができました。

技構成は一致高火力技の逆鱗、素で打ちやすい一致技ダブルウイング、縛り性能を高める神速、鋼(特にヒードラン)への打点になりナックルを積むこともできる馬鹿力としました。
先にダイマしてナックルを積み、ダイマが切れた後に逆鱗を打つとダイマポケモンすらワンパンする超火力を出せて強かったです。
間違いなくこの構築のMVPでした。



ジバコイルとつげきチョッキ アナライズ
控えめ 236-*-12-236-4-20
H 16n-1
B A252ウオノラゴンの頑丈顎エラがみ最高乱数以外耐え
特化悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打最高乱数以外耐え
C 11n
D 特化カプ・レヒレの眼鏡波乗り2連最高乱数以外耐え
S 4振り61族抜き

努力値についてですが、キュウコンと組むためスリップダメージ意識でHは16n-1に、S61族のテッカグヤ/バンギラスや60族のポリゴン2などのSにほとんど振っていない個体を抜いておくためにS20振り、Cを数値効率が悪くならないギリギリまで下げて耐久に回すことで良い感じに耐えてくれるラインになったためこのような調整になりました。

当初はこの枠にレヒレに強い枠としてゴリランダーやカプ・ブルルを採用していたのですが、前述のウツロイドアーゴヨンが重かったためジバコイルに変更しました。
後攻ボルチェンからスカーフキュウコンor鉢巻カイリューに繋ぐクッション的な役割を果たしてくれたり、独特の耐性で相手のダイマを枯らしてくれたり使い勝手はなかなか良かったです。



ポリゴン2@しんかのきせき トレース
トライアタック/冷凍ビーム/イカサマ/自己再生
図太い 244-*-252-0-12-0

最早構築のレギュラーと化しているポケモン
もちろん好きなのもありますがそれだけではなくて、シャンデラが一貫性の高いゴースト弱点なので一貫を切るノーマルタイプが欲しい→じゃあ一番強いノーマルタイプは誰だ?と考えた時に真っ先に出てくるのがポリ2だからです。

実際今回の構築もドラパルトの一貫を切るために採用し、努力値もHBでドラパルトをしっかり受けられるようになっています。
無難に強いポケモンですが、終盤に仮想敵とあまり当たらなかったため選出率は低めになってしまいました。

ちなみにこれは本当に余談ですが、この色ポリ2はS14の構築にいたのとは別個体です(あっちはアナライズでこっちはトレース)。
色違いに強い拘りがあるわけではない僕が複数匹色違いを持っている時点で相当好きなポケモンなのかもしれません。。。


・選出
ダイマを積極的に切ってもいいのがカイリューぐらいなので、基本的にカイリューを出すかどうか考えるところからスタートします。
出せそうなら弊害となりそうなポケモンに強いポケモンを選び、出せないなら誰を出すか考えるイメージです。
一番多かったのはおそらくラグラージ/ジバコイル/カイリューだと思いますが、相手のラグラージ読みの初手をケアするために雑にラグラージを初手に出さないよう心掛けていました。


・重いポケモン
ヒードラン…弱保ダイスチルやダイソウゲンまで考えたらマジで勝てない。最終日だけで3回負けた。
ミミッキュ剣舞されると止まらない。カイリューの技が3/4無効なので下手な技で拘ると即負け。
その他技範囲が広いポケモンにはサイクルを崩されることが多かったです。


・総括
S19は個人的にはそこまで納得のいく結果ではない中で、情報を共有するために記事を書いたのですがいかがだったでしょうか。
今シーズンはテーマを持って臨んでいたので、その記録の意味でも記事を残したかったんですよね。

というのもこれは完全に個人的な話ですが、この春に転職しました。
以前のお仕事に比べてなかなか忙しいのでポケモンをプレイする時間は減りましたが、その中でどうやったら結果を出せるんだろう?と考えながら過ごしているところです。
8世代で最終2桁達成するという目標はまだあきらめていないので、実現できるように頑張ります。

というわけで今回はここまでです。
何かあればTwitter(@aPnKdMyN)まで。

それでは~







・余談
シャンデラの項目にある表、頑張って「HTML編集」で書いた後「見たまま編集」に切り替えたら<table>タグにclass="mceItemTable"が勝手に追加されてました。
無断で追加すんなよ!って感じですが今言ってももうすぐブロマガサービス終了ですからね…


ていうか移転先とかデータ移行とか考えないとな~(めんどくさくてやってない)