羽があったら休めたい

じめんに おりて からだを やすめる。 さいだい HPの はんぶんの HPを かいふく する。

7世代シングルレート 使ったシャンデラの型まとめ

こんにちは。
剣盾発売でポケモン界隈が盛り上がっている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

そんな盛り上がりの中、第7世代レートS17が11/26で終了しました。
これで第7世代から第8世代へ完全に移行……すると思いきやメンテ明けにS18が存在することが発覚し、Twitterのトレンドにも「シーズン18」がランクインするなど界隈がざわつきを見せました。

そんな中僕はS17最高1953という何とも言えない結果に終わってしまいました。
構築はS14(最高2015)のものをベースに微調整したものを使っていたのですが、構築の強いところを引き出せなかったのはただただ自分の弱さ故だと思います。


実は最初からS17が終わったら7世代最後の記事を書こうと思っていたのですが、この結果で構築記事を書くのも微妙な気がするので、僕が7世代で使い続けたシャンデラたちを紹介することにしました。
そんな経緯を踏まえた上で、温かい目で読んでくれると嬉しいです。


・はじめに

↑かわいい。

まずはじめに、7世代のシャンデラとそれを取り巻く環境がどうだったかという点だけさらっと触れておきたいと思います。

7世代シングルの環境を代表するポケモンと言えば


このあたりが挙げられるかと思いますが、これらのポケモンシャンデラが対面した時の有利不利関係を考えるとだいたい「型次第~不利」ぐらいに落ち着くと思っています。

まあ要するに環境的にはお世辞にも良いとは言えなかったんですが
・60-55-90-145-90-80という高い火力と最低限の耐久/素早さを合わせ持った種族値配分
・一致技の一貫性の高さ(特にゴースト)
・サブウェポンや補助技も一通りある
・貰い火/すり抜けという刺さるところには刺さる特性
と戦える要素は持っていました。

実際シャンデラ入りで高レートを達成した人もいるように「最メジャーではないものの一定の需要があるポケモンというのが7世代でのシャンデラの立ち位置だったと思います。


前置きが長くなってしまいました。
次から僕が使っていた型の紹介に入ります。


・型紹介
"/"で区切られている部分に関しては左から順に使用頻度が高かったことを表しています。

(1)襷型
特性…すり抜け/貰い火
性格…控えめ/臆病
努力値…0-*-0-252-4-252
持ち物…きあいのタスキ
攻撃技…シャドボ/文字/放射/エナボ/サイキネ/めざ氷/クリスモ
補助技…挑発/呪い

スタンダードな襷型です。
襷による行動保障があるため一番選出しやすかったように思います。
耐久に振る必要がないため努力値振りはCSぶっぱ、余りをDL意識でDに回すのが基本。

特性に関して、貰い火で「襷を潰さずに繰り出せる」という場面もありましたが、襷を潰されるリスクを考えるとそもそも繰り出しという行為自体が微妙だと感じたので、対面時に発動する可能性が高いすり抜けの方が優先度は高いように感じました。

メインウェポンについてですが、シャドボは安定打点として炎技が文字と放射で選択という感じになります。
控えめの場合は放射でも事足りることが多いですが、臆病だと火力不足を感じたので文字の方を採用することが多かったです。
ただ控えめ放射だとH振りカグヤが37.5%でしか落ちないので、それを嫌って大文字で使うこともありました。

サブウェポンは受けだしされる水に刺さるエナボの優先度が一番高く、ついでバシャやアゴのストッパーになれるサイキネ、マンダやランドにめざ氷といった感じです。
クリアスモッグは試験的に採用したんですが1回しか打つ機会はありませんでした。

補助技は挑発が特に優秀で、これがあると軌石ラッキーを完封できるので便利でした。
呪いは貰い火での採用時に身代わり/積み対策として入れてましたが、襷が発動した後の相手の積みに切り返せるのは強かったです。

(2)ゴーストZ型
特性…貰い火
性格…控えめ
努力値…0-*-0-252-4-252/60-*-0-252-0-196
持ち物…ゴーストZ
攻撃技…放射/シャドボ
補助技…身代わり/瞑想/毒毒

S12~14で使っていた身代わりゴーストZ型です。
努力値はCSぶっぱ/特化メガバシャの雪崩耐え、C252アーゴヨンの流星群耐え、最速61族抜き、Cぶっぱです。
有利対面で身代わりを張って瞑想の起点にしたり、受け出しされたポケモンに毒を入れたりできるのが強み。
身代わりはクチート対面での不意透かしにも使えるので良い技でした。

(3)スカーフ型
特性…貰い火
性格…臆病
努力値…0-*-0-252-4-252/44-*-4-244-12-204
持ち物…こだわりスカーフ
攻撃技…オバヒ/シャドボ/サイキネ/エナボ/祟り目
補助技…トリック

一般的なスカーフ型です。
サイクルを回して殴っていきたいので特性は貰い火を優先していました。
努力値はCSぶっぱ/特化メガバシャの雪崩最高乱数以外耐え、C252アーゴヨンの流星群耐え、DL意識でB<D、Sがスカーフ込みで最速135族+2、あまりCです。
技構成は臆病の火力不足を補うオバヒ、一貫性の高いシャドボは確定で残りをサイキネ/エナボ/トリックから2つ選択で使っていました。

祟り目は「ペンドラーの毒菱展開からスカーフシャンデラの祟り目を通す」というコンセプトでPT組んだ時に使いましたが思ったより破壊力が出なくて悲しかったです。
メガゲンガーの祟り目が強いならシャンデラの祟り目も強いと思ったのに…

(4)眼鏡型
性格…控えめ
持ち物…こだわり眼鏡

眼鏡型は4匹いるのですが、それぞれ努力値と技構成が異なるため個別に紹介したいと思います。

1.スタンダード型
特性…貰い火
努力値…44-*-4-252-12-196
技構成…オバヒ/シャドボ/エナボ/サイキネ

S17で使用した型です。
耐久調整は(3)で述べたので略、Sが最速61族抜きでC特化です。
有利対面ができたらオバヒとシャドボで後続に負荷をかけるのがコンセプト。
特化シャンデラの眼鏡オバヒは共有カバ(H228D140振り)を確1、無振りゲッコウガを乱1などとんでもない火力が出るので使っていて楽しい型でした。

2.めざ岩型
特性…貰い火
努力値…108-*-4-252-12-132
技構成…オバヒ/シャドボ/エナボ/めざ岩

ウルガモスに後出しから勝つことを目的に育成した型です。
耐久調整は特化ウルガモスの+1抜群めざパ/+2サイキネを確定耐え、Cは特化(H4ウルガモス(D+1)に対してめざ岩が高乱1なので削れない)、あまりがSとなっています。

とにかく対ウルガモス性能を高めるべく特性は当然貰い火。
単体としてはウルガモスに負けなかったんですが、不一致60で拘るリスクも当然あってそこをケアできる構築を組めなかったのでそこまで強かった印象がないです。
というかこんなピンポメタよりは構築単位でウルガモスに厚くした方が強いと思いました。

3,4.めざ闘型
特性…貰い火/すり抜け
努力値…HC252余りD
技構成…オバヒ/シャドボ/サイキネ/めざ闘

バンギラスに親を殺されたシャンデラです。
交代読みめざ闘を当ててバンギラスを突破することしか考えてませんね。
特性は貰い火とすり抜けで1匹ずつ。

個体自体は6世代からの流用で調整も特にしないまま使っていたんですが、細かい調整をしてたらもっと活躍した可能性が…?

(5)トリル型
特性…貰い火
性格…冷静/控えめ
努力値…252-*-0-252-4-0(S最遅)/204-*-124-172-4-4
持ち物…きあいのタスキ/風船/ゴーストZ
攻撃技…オバヒ/シャドボ
補助技…トリル/呪い/置き土産

トリル始動型のシャンデラです。
前者の冷静最遅個体で襷と風船を使い分けていましたがどちらも使用感は悪くなかったです。
後者の控えめの方はどっかのブログから調整パクったお借りしたやつで、ブルルと合わせて使うのでH16n+1に設定、そこから特化リザXの逆鱗を耐えるぐらいまでBに回すような調整だったと思います。

技構成はオバヒ/シャドボ/トリル/自主退場技で、後続のトリルエースが剣舞クチートのように積むポケモンの場合は置き土産もありですが、基本的には呪いの方がトリルを見てターンを稼ぎにくる相手に刺さって優秀だと感じました。

(6)晴れ始動型
特性…貰い火
性格…臆病
努力値…188-*-156-4-28-132
持ち物…あついいわ
攻撃技…オバヒ/シャドボ
補助技…置き土産/日本晴れ

一発芸ポケモン、手動晴れシャンデラです。
日本晴れ→置き土産で起点を作って後続の葉緑素バナが成長を積みます。
調整はH16n-1、HBが特化マンダの捨て身耐え、HDがC252テテフのフィールドサイキネ最高乱数以外耐え、余りをSとCに振っています。

これは本当にただの一発芸でしたね。
ぼちぼち楽しかったですが。

(7)炎の渦型
特性…すり抜け
性格…控えめ
努力値…12-*-4-252-52-188
持ち物…ゴーストZ
攻撃技…放射/シャドボ/炎の渦
補助技…挑発

一発芸を通り越して宇宙まで到達しました。
渦潮レヒレとまとわりつくミミッキュにヒントを得た炎の渦挑発型です。
調整はHDが無振りドヒドイデの熱湯2耐え、Cぶっぱ、Bに4振って余りをSに回しました。
これだと最速テッカグヤと同速なのですが他を削ると乱数が動くので削れませんでした。

これで何をするかというと……ズバリ「受けルをハメる」です。
受けルでシャンデラに投げられることが一番多いのはラッキーなのですが、交代読みで炎の渦を当てて逃げられなくしてから挑発することで一般的なラッキーを逆にハメることができます。
炎の渦がなくても挑発があれば有利ではあるんですが、炎の渦があると相手の「挑発が切れたターンに挑発読みで強引に裏に引く」という動きも縛って一方的に突破することができます。
また炎の渦にはバインド効果に加えて毎ターン1/8のスリップダメージがあるので、ラッキーを放射とスリップで押し切ることが可能になるわけです。

詳細なダメ計は長くなるので省きますが、図太い12-*-252-*-244-0と努力値が振られた特殊耐久に厚いラッキーに対しても、交代読み炎の渦→挑発→放射×3と動くことで99.5%以上の確率でラッキーを突破することができます(炎の渦が当たれば)。


このコンセプトを実現するために放射/炎の渦/挑発は当然必須として、あと1枠には一致技のシャドボが入るのが無難ですよね。
そこにゴーストZを持たせることにより、シャドボ+シャドボZ+炎の渦のスリップ2回でD特化ドヒドイデを(くろいヘドロの回復込みでも)突破できることが分かったので、無振り熱湯2耐えまで耐久に回してドヒドイデに勝てるようにしました。
ただ実際は対面だとちょっとややこしいので「交代読み渦を当てたら突破できる」ぐらいの感じです。


これも完全に一発芸のつもりで育成したんですが、1800帯で受けルに当たって案の定出てきたラッキーに渦挑発を決めたら2ターンで降参貰ったり、ゲンガナンスポリ2に当たった時にポリ2に渦挑発を決めて突破したりと、想像以上に活躍したのが面白かったです。
一応炎の渦以外の3つの技は一般的な型でも使える技なので「普通のゴーストZシャンデラ」として使うこともできたのが良かったですね。
というかこの型が紹介したくてこの記事書いたまである



以上、僕が使ったシャンデラの型紹介でした。


・おわりに
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
僕は7世代でシャンデラと共に長い時間を過ごしましたが、剣盾でもシャンデラは登場するのでまだまだこれからも付き合いは続いていきそうです。
ガラル地方ではミミッキュギルガルドが弱体化(?)されたり新しい600族がゴーストタイプだったりとまた大変な環境ですが、なんとか活躍の場を与えられるよう努力したいと思います。


長文になりましたが今回はここまでです。
改めて、読んでいただきありがとうございました。

それでは~。